事務所案内

沿革

出発点
私達の事務所は、1965年(昭和40年)現在地京都商工会議所ビルに、故前堀政幸弁護士が開設した法律事務所を出発点としています。前堀政幸先生は、太平洋戦争前は「カミソリ」と異名をとった検事でしたが、敗戦後現職の検事として占領軍の横暴に抵抗したことなどを機に弁護士に転じ、五番町事件、八海事件など法曹史に残る数々の弁護で大きな足跡を残されました。その前堀先生が京都に戻り、若い弁護士を指導されたのが当事務所の出発点です。
前堀政幸先生の弁護は、正義の実現と、一手も手を抜かない全力の弁護でした。世におもねることなく自分で考え判断したその「正義」を社会で実現するための戦いであり、そのためにあらゆる研鑽と努力を尽すことでした。時に、裁判官や相手方から、くどい、ひつこい、と批判されましたが、一手もゆるめることはありませんでした。
法人の設立
2003年(平成15年)、政幸先生の二男前堀克彦弁護士と、1966年(昭和41年)の司法修習以来政幸先生の弟子を称してきた村田弁護士が、若い弁護士の育成で合意し、合同を決断しました。最初のメンバー武久秀浩弁護士の急逝などもあって、ようやく2005年(平成17年)に法人を設立し、今日に至りました。
弁護士道の実践
私達は、故前堀政幸先生の弁護士道を範とし、自分達の全力で正義を求め、その実現のためにあらゆる努力を尽すことを目標にしています。全力で一切手を抜かず、問題に対処します。不正義には関与しません。1人1人の力は弱いかもしれませんが、常に内部討論、相互批判・検討を尽し、これを補って行きます。そのため、多くの仕事を引き受けることができない欠点があります。この時代に「なぜ完全紹介制で運営するのか」とのお叱りも受けていますが、私達の正しいと考える全力の弁護を実現するため、ご理解を頂きたいと考えております。

所属弁護士


弁護士 荒牧 潤一

弁護士 東口 良司

弁護士 前堀 克彦(特別顧問)

弁護士 村田 敏行

※「所属弁護士紹介」のページをご覧ください。

About Photograph

バオバブの木。アフリカ、マダガスカル、オーストラリアの長い乾期を伴う亜熱帯から熱帯に自生。乾期には全ての葉を落とし、幹の柔組織内に貯えた水分でしぶとく生き延びる。
厚くて固い樹皮は、屋根材、壁材、ロープ、漁網等として、果実は食用、葉は薬用、幹は水がめとしても利用される。かのサン=テグジュベリの名著『星の王子さま』の中で、その根で小さな星を突き通してしまうと描かれたほどに生命力溢れる存在である。